≪目次≫
ことあるごとに衝突を繰り返す
私と私の夫は、まさしく正反対の性格です。
夫は、困難な状況でも淡々と努力を続けられる忍耐強い人です。人にはあまり振り回されません。自分のペースが確立されていて、自分を律することもきちんとできています。子供には優しく、休日などは子供とたくさん遊び、とてもいいパパだと思います。
が。
私には時々彼が鬼に見えます。
自分に厳しい=他人にも厳しいです。とりわけ私に対しては、非常にシビアな目を持っています。
私は夫とは違い、忍耐が苦手で、人に左右されるし、自律もできてません(ToT)
彼がそのことを許せないでいることを、ふとした折りに感じます。そして、傷つきます。
私は育児に躓き、メンタルも一時期崩壊していました。今はどん底の時よりはましになったけれど、それでも日々悩んだり「うわあああああーーーー」と叫んだり、すったもんだしています。いや、多分今も大部分が崩壊してる。
そんな私を見る彼の目は厳しく、彼の口から出るアドバイス?正論は私の心をえぐります。
「ほかのお母さんもしているでしょ」
「なぜそんなにイライラするの?楽しもうという気持ちを持てばいいのに」
「(わがままや癇癪で疲れてると話したら)かわいいでしょ」
「なぜそんなに悲観的なの?」
「もっとがんばりなよ」
うるせー!うるせー!!うるせーーーー!!!!
子育ての悩みは深く・・・そんな私に夫は容赦はしない
確かに、私は育児にあまり向いてません。
子供を生み育ててみて、その気づきに私が一番驚いたし、戸惑いました。
生活を日々していると「かわいい」とか「幸せ」とか「楽しい」よりも、「あーーー!大変だー!!」「マジでいい加減にしろよ」と感じることのほうが多いんですよね。言わずもがなですが、もちろん息子はかわいいし、愛してます(念のため)
私が手を出しすぎたからか、息子は自分で自分の事をする、という意識がかなり低いです。最近息子と喧嘩したネタは、「幼稚園の荷物は自分で持ちなさい!」。
幼稚園への拒否は安定していて、毎朝幼稚園に送り出す前に体力と精神力の半分くらいは消耗してる気がします。
ちょっと例を挙げようとしたら、おっと、愚痴が止まらない。
セルフクソリプ「お母さんの関わり方がそういう子にしたのではないですか?うちの場合は・・・(略)」、「これまでお母さんが彼の”やりたい”をたくさん止めてきてしまったのではないですか?」
ほんと、その通りでぐうの音も出ないんだけど、育児ってコントロール不能な場面が結構多いんですよね。養育者の忍耐と適性がちょっとあれだと、うちのようになっちゃうよねー!
いつでも大らかに、どんと構えて子供と関われたらいいけれどそうはいかない。わがままをぶつけられたり、困ったことを延々とされ続けると、般若の形相になっています。まじで般若。般若を通り過ぎると、能面になります。無。
体調や気分の浮き沈みもあり、いつでも余裕があるわけではない。排卵と生理の時は地獄。命の母ホワイトは常備必須。
そんなきりきり舞いの私に、ことあるごとにきれいごとを言い続けてきた夫。最近でこそ手伝ってくれるけれど、0~2歳のころはほんとに頼れなかった。全然育児に参加していないのに、理想論ばかり投げつけられると、ほんとに苦しかったし、憎しみも沸いた。
「もっと育児を楽しむ工夫をしなよ」「前向きになりなよ」「かわいいでしょ」
うるせーわ。子供の癇癪はな、かわいいなんてもんじゃねーよ。誰かもネットで書いてたけど、あれは台風だぞ。いやハリケーンだぞ。
お互いに不満を持つようになると、一気に相手への見方が減点法になった。
「また、あんなことしてる」
「また、あんなこと言ってる」
「いつまでも成長しないやつ」 そんな感じ。
一緒にいても心がざわついて、「この先もずっと一緒にいるとか無理かも」と思うことが何度もあった。
きっと夫も、悲観的でいつもイライラしていて要領の悪い私にいろんな失望を感じているんだろう、間違いない。
と、ここまで吐き捨てるように夫婦のごたごたを書きました。
お読みいただいた方はありがとうございます。負のエネルギーを浴びせてすみません。
だけど、こうして家族をしていく
こんなにぶつかるし、性格も合わないんだろうなと確信していますが、私たちはすったもんだ家族をしていくんだと思います。
血圧が一気に200を突破するんでないかという、イライラのビックウェーブを時間とともにやり過ごすと、とりあえず気持ちは落ち着きます。このビックウェーブ期は何を考えても、ましてや話し合いをしても破壊にしかつながりません。(我が家の場合)
やり過ごすのには、私の場合『離れる』のが必須のようです。子供は幼稚園、夫は仕事に行き、その間は1人になれる。その時間が心を落ち着け、自分を癒す時間になっています。
心がフラットになって初めて、確かに一理あるなと思えたり、もう怒るのやーめた!と普通の生活に戻れます。
生活のふとした時に「息子がいるありがたさ」「息子の成長」「夫が助けてくれていること」「夫が守ってくれていることの大きさ」を感じます。それが、どれほど自分にとって大切なのかはわかります。
もはや私の一部になっている、私の土台になっている。
家族でのんびり出かけたり、息子のわがままに二人で「ヤレヤレ」と立ちすくんでいるとき、家でそれぞれの端末でゲームしたりYouTube見たりうたた寝をしてる時に、悪くないなと思うのです。
私にはない強みを持つ夫。私一人だと息子は追いつめられと思います。夫はどんと構えていて、子供との関わりに安定感があります。
一方で、夫にはない点も私にはあります(少ないですけど・・・)それでバランスよく息子に関われる気もしています。そうバランス。
ぶつかることも多いし、きっと分かり合えない部分もある。性格は合わない(二回目)。
が、のらりくらりとこの生活を共にしていきたいです。
ただの内輪話にお付き合いいただき、ありがとうございました。