転勤妻のワンオペ育児ブログ

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保育園義務教育化

とくダネやワイドナショーでお馴染みの社会学者 古市憲寿さん。

彼が2015年に執筆した「保育園義務教育化(小学館)」という本を読みしました。

すごい本だった。

 

 

世の中のお母さんの大半が感じている苦しさ、身動きのとれなさ、謎の罪悪感、不満、不安が見事に言語化されています。

目次はこんな感じです。

 

はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?

 

第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない

 

少し飛んで・・・

第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも医学用語でもなければ根拠もない

 

古市さんの理路整然とした語り口、説得力があり。

育児で苦しんでるお母さんに読んでみてほしい。

 

ちなみに私はこの本を、Twitterでフォローしているちゃちゃこさんという方のブログで知りました。

ちゃちゃこさんのブログはこちら↓

tyunsuke-fufu.com

ちゃちゃこさんのブログで素晴らしいレビューが書かれていますが、私も少しポイントを変えて書いてみたいと思います。

 

《目次》

 

「保育園義務教育化」を読んで

お母さん大変すぎるよ、まじで

少し本のレビューから外れますが・・・

私の周りにもフルタイムで働きながら子育てをしている人たちがいます。

その方々は朝起きた時から、家のこと、子供のこと、自分の準備でフル回転。

子供に「急いで!」と言いながら、息つく間もなく子供の預け先に走る。

子供に手を振った次の瞬間には職場に走る。

職場では当然責任はあり、多くの業務を行い成果を出さなくてはいけない。

が、お迎えの時間になると、どんな仕事があろうとも「やばい!」と言って帰らなくてはならない。子供が待っているから。

帰ってからも、夕食、お風呂、歯磨き、寝かしつけなどで忙しい。

自分を顧みる時間なんてほぼない。

子供が体調崩すと、ツむ。

 

私の姉がまさにこういう生活をしているのですが、姉の忙しさや精いっぱい頑張っている姿、子供たちを大事にしている姿、本当に立派だと思います。心から尊敬している。

 

このように日本には子供がいたとしても働きたい、働かざるを得ない女性がたくさんいます。

が・・・

高額な出産・育児費用。なかなか見つからない保育園。不足している育児支援の仕組み。子育てのしにくい労働環境。「お母さん」に対して異様に厳しい社会の目線・・・・・・。子供を減らしたい国の政策だったら、惚れ惚れしちゃうくらいに完璧だ。

ほんと、これ!

保育園に入れられるならまだましかもしれない。保育園に入れることすら叶わない方もいます。

仮に保育園に入れられたとしても、育児と仕事の過酷な両立が待っている。

ほんと子育てのしにくい社会だよなとつくづく思う。

職場内保育園とか、フレックスな勤務時間とか、夫も育休義務化や時短勤務とかじゃんじゃんやってほしい

 

さらにお母さんの抱える苦しみは続く。

「お母さん」に厳しい目線が向けられる一方で、実は「お母さん」本人のことを真剣には心配していないのが日本社会だという。

 

「子供を産んだんだから当たり前だろう」「育児は甘いものじゃない」と批判する人がいるかも知れない。だけど、そもそもなぜ「お母さん」は減点法で評価されないといけないのだろう。

これが「お父さん」だったらどうだろう。ちょっと育児休暇を取っただけの人が「イクメン」と呼ばれるように、「お父さん」はほんの少しでも育児に関わっただけで褒められる傾向にある。

 頷きすぎて首がもげるとかいうやつです。

育児のあらゆる場面において、世の中お母さんに厳しくないですか?

母親なんだから、母性本能があるから、当然でしょってことなんだろうか。

ちなみにこの母性本能については、本書の中で古市さんは過去の歴史を紐解きながら、はっきりと否定している。

「母性」は「本能」ではなく、社会や環境が生み出したもの

母性の名のもとに、母を超人や聖母に仕立てないでほしい。

寝なくても、休まなくても、つらくても、お母さんでしょ!って残酷。

子供かわいいでしょ!って、子供がかわいいと思えないときいくらでもあります。

お母さんを美化しすぎだと思う。

ドラマやテレビの影響が強いのかな。無償の愛とか自己犠牲を美徳にするというか。

とにかくお母さんに厳しい社会で、子育てしにくいと思います。

 

私は保育園義務教育化に賛成

日本人は「子供を預けるなんてかわいそう!」という人が多そうだから、この考えやタイトルに抵抗を持つ人も多いかもしれない。

でも、本書をしっかり読んでみてほしい。

「保育園義務教育化」というのは、文字通り0歳から小学校に入るまでの保育園・幼稚園を無料にした上で、義務教育にしてしまえばいいというアイディアだ。

 

たとえば毎日朝から晩まで子供を預ける人がいてもいいし、週に一度1時間だけ預ける専業主婦の人がいてもいい。

と、柔軟な運用。

子供と一緒に過ごしたいというお母さんもいるから、その人に合った利用ができるというのがいいですね。

「義務教育」という言葉で、子供を預けることの後ろめたさも軽減するのではないかと古市さんは書いている。

また、質のいい教育を幼いうちにするほうがコスパがよいとの研究結果もあり、教育の面でも有益とのこと。

 

10月からの無償化はありがたい。

でも、0歳から質のいい幼児教育を受けられる「保育園義務教育化」のほうが人的投資効果がある気がします。

人口減ってるのだから、優秀な人材は必要だよね。

しかも、0歳から義務教育化されたら、孤独な育児から救われる親たくさんいるよね。

幼稚園に入るまでの0~3歳児育児ってかなり孤独。

よって、私は賛成。

 

男性、政治家、行政関係者にこの本届けー!!

この本、お母さんにぜひ読んでほしいんですけど、私は政治家に読んでほしい。

日本の人口減少待ったなし。労働力減少、税収減少待ったなし。

そんななか子供を生もう!、そして働こう!と思う女性って、すごく大事じゃないですか。

この本にはたくさんヒントがあります。

 

これ以上引用すると、著作権に触れそうなので引用しません。

これからの日本を考えたときに、子供ってやっぱり宝だと思います。

 

保育園義務教育化、ぜひゆっくり読んでみてください。